大坊本行寺は、池上本門寺の隣にある池上本門寺の子院で、理境院・照栄院と共に池上三院家のひとつで首席です。正面の赤門はその証しとして、当寺院の格式の高さを示しています。
池上本門寺と違って参拝者もまばらで落ち着いた雰囲気です。境内には日蓮聖人ゆかりの諸堂が建立されています。
日蓮宗本山 池上 大坊 本行寺は、日蓮宗の宗祖である日蓮聖人がご入滅(にゅうめつ)、すなわちご臨終された地(ご霊場)。日蓮聖人の滅後、池上宗仲公は日朗の弟子・日澄に館を寄進してお寺としました。こうして誕生したのが「長崇山 本行寺」(通称「大坊」)です。
日蓮聖人がご入滅された池上家の仏間跡に建てられたお堂は、「ご臨終の間」と呼ばれ、昭和11年(1936年)3月、東京都の史跡に指定されました。また、聖人ご入滅時に時ならぬ花を咲かせた桜は、今も「お会式桜(おえしきざくら)」として敷地内に現存しており、旧暦10月頃に花を咲かせます。~本行寺HPより
御硯井戸は、日蓮聖人が身延山からご到着した翌日、この井戸の水で墨をすり、9年の間庇護をした波木井実長公にあてた礼状などをしたためたとのことです。
御灰骨堂(おはいこつどう)には、日蓮聖人入滅の後、遺体を荼毘(だび)にふした際の灰を収取し、安置してあるそうです。
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赤門 |
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本堂 |
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御硯井戸 |
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旅着堂 |
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御灰骨堂 |
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ご臨終の間 |
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大坊本行寺の解説板 |