鐙は、馬具の一つで、鞍(くら)の両わきにさげて足を踏みかけるものです。
坂名は、鎌倉時代の武将、梶原景季(かじわらのかげすえ、1162~1200)の愛馬、磨墨(するすみ)の鐙が落ちたという伝説にちなむ鐙谷の地名から名づけられました。鐙谷は臼田坂上バス停あたりから南西の低い地の一帯をいいます。文京区にも鐙坂がありますが、こちらは坂のカーブが鐙の形に似ているためという説があります。
坂自体は、大正13年頃に行われた耕地整理によってできたもので、それ以前は幅1メートルほどの農道でした。その農道も坂下から先は水田であったそうです。~大田区HPより
梶原源太景季や「磨墨」の名前が出てくる大田区の鐙坂の方が、ロマンに溢れているように感じら
れます。
⇒ 所在地(坂下の起点)のMap
坂下から鐙坂を望む |
鐙坂の解説文 |
坂上から鐙坂を望む |