山頂の駐車場まで自動車道路が整備され、定期バスも通っています。せっかくなので、徒歩で石段(2446段)を2時間かけて登りました。
隋神門から高い杉並木に囲まれた参道を進み、須賀の滝、祓川を越えると、樹齢千年以上の爺杉に出会います。
間もなく国宝の羽黒山五重塔に到着。現在の塔は長慶天皇の文中年間(約600年前)の再建です。深い森のなかに凛々しく立っている五重塔は必見です。
山頂までの1.7kmは、一の坂、二の坂、三の坂と3つの急階段が待っています。三の坂の手前から右手に入って南谷を往復。途中に芭蕉の句碑、「ありがたや 雪をかほらす 南谷」が立っています。芭蕉もこの南谷を訪ねたのでしょう。
胸突き八丁の三の坂を上りきると、赤い大きな鳥居が見えてきます。さらに進むと重要文化財の立派な三神合祭殿が姿を現します。厚さ2.1mもある茅葺で、重厚な構えです。この感動は、自動車で山頂駐車場まで上がってしまっては、なかなか味わえないのではと思います。
頂上の境内は広く、きれいに整備されています。鏡池の手前から見た本殿の全景も素晴らしいです。
古くから山岳修験の山として知られている。開山は約1,400年前、第32代崇峻天皇の皇子である蜂子皇子が三本足の霊烏に導かれ、羽黒山に登拝し、羽黒権現を獲得、山頂に祠を創建したのが始まりとされている。皇子はさらに月山権現と湯殿山権現を感得し、三山の開祖となった。以後、羽黒派古修験道として全国に広がったのである。~鶴岡市観光連盟HPより謡曲「葛城」のワキは、「出羽の羽黒山より出でたる山伏にて候」と名ノリます。
隋神門前の鳥居 |
隋神門 |
由緒 |
須賀の滝 |
爺杉 |
爺杉の解説板 |
五重塔 |
五重塔の解説板 |
芭蕉塚の石碑 |
芭蕉塚 |
芭蕉塚の解説板 |
芭蕉句碑 |
南谷 |
南谷 |
南谷の解説板 |
南谷の解説板 |
三の坂の上の鳥居 |
三神合祭殿 |
三神合祭殿 |
扁額 |
大鐘(重要文化財) |
大鐘(重要文化財) |
大鐘の解説板 |
駐車場からの鳥居 |
案内図 |
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