嵯峨天皇の勅願により慈覚大師が承和年間(834~847)に開山したとのことです。
総門を入ってすぐ右側に、「西行法師庵の跡」の石碑が立っています。
「我がものと 秋の梢を思うかな 小倉の里に 家居せしより 」という西行の歌が駒札に記されています。
紅葉の馬場を通って唐門(勅使門)をくぐると、本堂がある広い境内にでます。
その横の階段を上って左手の細道を抜けると小さな広場に出ます。
ここが「藤原定家時雨亭跡」(しぐれていあと)で、定家が百人一首を選定した場所といわれています。
本堂までは参拝客で混雑しますが、時雨亭跡まで登ってくる人はほとんどおらず、静寂さを満喫しながら、東に広がる嵯峨野も眺望できます
なお、時雨亭跡の確たる場所は不明で、「常寂光院内」「厭離庵」「般舟院」など諸説があります。
二尊院総門 |
西行法師庵の跡 |
唐門(勅使門) |
二尊院本堂 |
時雨亭跡 |
時雨亭跡から嵯峨野を望む |