源頼光(948~1021、「らいこう」との読みも)は平安中期の武将で、大江山酒顛童子退治の主人公として名を馳せ、国守を歴任しています。
謡曲「土蜘蛛」では、頼光が原因不明の熱病で臥しているところへ、化身した土蜘蛛ノ精があらわれ襲ってきたので、頼光は銘刀膝丸で斬りつけた。
血のあとをたどって、家来の渡辺綱ら四天王が追って行くと“北野のうしろ”に大きな塚があって、大きな山蜘蛛があらわれ、これを退治したことが、述べられているが、その塚が、ここにあったといわれ、一名「蜘蛛塚」ともいう。
北野とは、この辺り一帯の禁野(しめの)の一つで、ちょううど、ここが北野のうしろに当たる。もと千本鞍馬口西入にあったのを、昭和の初め、ここに移した。~謡曲史跡保存会の駒札より
源頼光朝臣塚 |
源頼光朝臣塚 |
謡曲史跡保存会の駒札 |
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