2017年10月1日日曜日

成田不動(5-054、千葉県成田市成田、成田山新勝寺)

成田不動は成田山新勝寺といい、真言宗智山派の大本山で、開基は天慶三年(940)です。
939(天慶2)年関東の武将・平将門が新皇と名乗り朝廷と敵対、平将門の乱が勃発します。乱世の中で人びとは、不安と混乱の中で生活していました。朱雀天皇の勅命を受けた寛朝大僧正は、弘法大師空海みずからが敬刻開眼した不動明王を捧持して京の都を出発。大坂から船に乗り、房総半島の尾垂ヶ浜に上陸します。
寛朝大僧正は、成田の地に御尊像を奉安し、御護摩を焚いて乱の21日間戦乱が鎮まるようにと祈願します。祈願最後の日、平将門が敗北して関東の地に再び平和が訪れます。寛朝大僧正が都へ帰ろうとしたところ、御尊像が磐石のごとく動かず、この地に留まるよう告げます。ここに成田山新勝寺が開山されたのです。~大本山成田山HP、「開山縁起」より
年間1,000万人を超える参詣者が訪れるそうです。成田山は、成田国際空港から最寄り駅のJR成田駅および京成成田駅まで所要時間8分、さらに各駅から 徒歩10分という海外からの観光客が参拝するにも大変便利な立地です。

広い境内にあって大本堂は威風堂々とした構えです。総門や仁王門も立派でした。なかでも釈迦堂は、その板壁には五百羅漢像が浮彫り彫刻で8面、また扉には中国の代表的な孝子物語である二十四孝12面が付けれれていて、目を見張るものでした。

総門

仁王門

仁王門説明板

大本堂

釈迦堂

釈迦堂解説板

五百羅漢


二十四孝

五百羅漢

五百羅漢

五百羅漢



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