2016年10月2日日曜日

御硯水祖師堂(6-146、山梨県笛吹市石和町四日市場)

御硯水祖師堂(おすすりみずそしどう)は、笛吹川に架かる万年橋の西詰の近くにあります。

日蓮上人は、石和の里 鬼苦ケ島(菊ケ嶋)の辻堂で休んでいると、鵜使の亡霊に接したので、日朗に河原の小石を集めさせ、日向にはこの井戸から水を汲ませて墨を磨らせて、自ら筆を執って、法華経一部八巻二十八品六万九千三百八十余文字を三日三夜にわたり一字一石の境石に写書して鵜飼川(笛吹川)岩落の水底に沈めて川施餓鬼供養を行って、亡霊を弔った。
そもそもこの井戸は日蓮上人が錫杖(しゃくじょう)によって掘られたものと伝えられているが、 明治四十年(1907)の大洪水で埋没、その後浚渫修補して今日に至る。~御硯水祖師堂解説板より
今も井戸から滾々と清らかな水が湧き出しています。

現在、御硯水祖師堂は県道310号の脇にあって、通行する車の交通量はかなり多く、往古の風情を懐かしむのはなかなか困難な状況にあります。

所在地のMap

御硯水祖師堂の遠景

御硯水祖師堂

井戸

井戸

石碑

「御硯水」解説板


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