2016年10月28日金曜日

羽黒山(5-106、山形県鶴岡市羽黒町手向字手向)

出羽三山は月山、羽黒山、湯殿山の総称で、羽黒山の山頂に三山を合祭した出羽三山神社があります。

山頂の駐車場まで自動車道路が整備され、定期バスも通っています。せっかくなので、徒歩で石段(2446段)を2時間かけて登りました。

隋神門から高い杉並木に囲まれた参道を進み、須賀の滝、祓川を越えると、樹齢千年以上の爺杉に出会います。

間もなく国宝の羽黒山五重塔に到着。現在の塔は長慶天皇の文中年間(約600年前)の再建です。深い森のなかに凛々しく立っている五重塔は必見です。

山頂までの1.7kmは、一の坂、二の坂、三の坂と3つの急階段が待っています。三の坂の手前から右手に入って南谷を往復。途中に芭蕉の句碑、「ありがたや 雪をかほらす 南谷」が立っています。芭蕉もこの南谷を訪ねたのでしょう。

胸突き八丁の三の坂を上りきると、赤い大きな鳥居が見えてきます。さらに進むと重要文化財の立派な三神合祭殿が姿を現します。厚さ2.1mもある茅葺で、重厚な構えです。この感動は、自動車で山頂駐車場まで上がってしまっては、なかなか味わえないのではと思います。

頂上の境内は広く、きれいに整備されています。鏡池の手前から見た本殿の全景も素晴らしいです。
古くから山岳修験の山として知られている。開山は約1,400年前、第32代崇峻天皇の皇子である蜂子皇子が三本足の霊烏に導かれ、羽黒山に登拝し、羽黒権現を獲得、山頂に祠を創建したのが始まりとされている。皇子はさらに月山権現と湯殿山権現を感得し、三山の開祖となった。以後、羽黒派古修験道として全国に広がったのである。~鶴岡市観光連盟HPより
謡曲「葛城」のワキは、「出羽の羽黒山より出でたる山伏にて候」と名ノリます。

隋神門前の鳥居

隋神門

由緒

須賀の滝

爺杉

爺杉の解説板
五重塔

五重塔の解説板

芭蕉塚の石碑
芭蕉塚
芭蕉塚の解説板
芭蕉句碑

南谷

南谷

南谷の解説板

南谷の解説板

三の坂の上の鳥居

三神合祭殿

三神合祭殿

扁額

大鐘(重要文化財)

大鐘(重要文化財)

大鐘の解説板

駐車場からの鳥居

案内図



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