2019年1月12日土曜日

三井寺(4-121、滋賀県大津市園城寺町)

天台寺門宗の総本山である三井寺は 正式名称を長等山園城寺(ながらさんおんじょうじ)といいます。

現在、金堂西側にある「閼伽井屋」(あかいや)から湧き出ている清水が天智、天武、持統天皇の産湯に用いられたため御井と呼ばれ、三井寺の名になりました。

金堂前の鐘楼堂の鐘が「三井の晩鐘」です。謡曲『三井寺』の「親子の為の契りには 鐘ゆゑに逢ふ夜なり 嬉しき鐘の声かな」という鐘です。

金堂裏手の霊鐘堂に安置される古鐘が「弁慶の引き摺り鐘」です。『三井寺』の「秀郷とやらんの竜宮より取りて帰りし鐘」です。
当寺初代の梵鐘で、奈良時代の作とされています。 むかし、承平年間(十世紀前半)に田原藤太秀郷が三上山のムカデ退治のお礼に 琵琶湖の龍神より頂いた鐘を三井寺に寄進したと伝えられています。
その後、山門との争いで弁慶が奪って比叡山へ引き摺り上げて撞いてみると ”イノー・イノー”(関西弁で帰りたい)と響いたので、 弁慶は「そんなに三井寺に帰りたいのか!」と怒って鐘を谷底へ投げ捨ててしまったといいます。 鐘にはその時のものと思われる傷痕や破目などが残っています。(三井寺HPより引用)
三井寺は琵琶湖南西の長等山中腹に広大な敷地を有していて、堂宇や名宝など見どころもたくさんあり、琵琶湖を見下ろすスケールの大きな展望も見飽きることもありません。半日程度は時間をかけてゆっくり参拝したいところです。

所在地のMap

仁王門

仁王門の解説板

境内案内図

釈迦堂

釈迦堂の解説板

金堂

金堂の解説板

金堂の解説板

三井の晩鐘

三井の晩鐘

「三井の晩鐘」の解説板

「三井の晩鐘」の解説板

「三井の晩鐘」の解説板

「三井の晩鐘」の解説板

閼伽井屋

閼伽井屋(左甚五郎の龍)

弁慶の引き摺り鐘

弁慶の引き摺り鐘

「弁慶の引き摺り鐘」の解説板

弁慶の引き摺り鐘

弁慶の汁鍋(弁慶が所持していた大鍋で、三井寺の
大鐘を奪い取った時に残していったものと伝えられる)

観月舞台

謡曲史跡保存会の駒札

琵琶湖の展望

朝日堂

鐘楼

鐘楼の鐘

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