2016年6月12日日曜日

梅若塚(5-002、埼玉県春日部市新方袋、満蔵寺)

満蔵寺の門の右側に梅若塚があります。

◇「梅若伝説」や謡曲「隅田川」の概略については、下記の梅若塚解説板の画像をクリック・拡大して参考にしてください。
青木実著『謡蹟めぐり』によると、「小祠の後ろに桜の老樹の切り株がある。この桜は梅若丸の母がこの地に訪ね来り、開基の僧祐閑に頼んで塚を築いた時に植えた桜という。後に応永元年(1394)8月台風に吹き折られたが、翌年若枝を.生じ回生した、しかし昭和に至って38年(1963)の台風に吹き倒されてしまったという。この切り株はご神木のような感じで・・・」とあります。
その切り株も今はなく、小山が残っているばかりりですが、宝生流などの献碑もあります。

梅若塚のまわりには田んぼもあって長閑な雰囲気が残っており、謡蹟めぐりの楽しみを十分に堪能できるのではないでしょうか。

梅若塚遠景

梅若塚

梅若塚

梅若塚碑
梅若塚解説板(埼玉県・春日部市作成)
宝生九郎の記念碑
祠の後ろにある昔桜が植わっていた場所
由来を記した石碑