2016年11月5日土曜日

佐野の船橋歌碑(5-065、群馬県高崎市上佐野町)

上州電鉄の「さのの渡し」駅から北へ徒歩5分のところに、佐野の船橋歌碑が立っています。

石碑には、「かみつけの 佐野の船は しとりはなし 親はさくれど わはさかるがへ」と万葉集一首が刻まれている。碑の裏には「古道佐野渡」とあり、この歌碑がかつて船橋のあったと伝えられる場所に建てられたことが記されています、この碑文は文政10年(1827)のものだそうです。
佐野の船橋にまつわる伝説がある。烏川をはさんで二つの村があり、それぞれの村の長者の息子と娘が恋仲となり、夜に船橋を渡って人目を忍んで会っていた。しかし、それを知った親が、ある夜、橋板をはずし二人が会えないようにしたが、それを知らない若い二人が船橋を渡ろうとして、川に落ちて死んでしまったというものである。謡曲「船橋」はこの伝説を素材として作られたものである。~高崎市教育委員会の解説板より
歌碑の隣には、謡曲史跡保存会の「謡曲「船橋」と佐野の渡」の駒札が立っています。

烏川はたびたび流れを変えているそうなので、昔はこの歌碑の辺りを流れていたのかもしれません。

所在地のMap

佐野の渡し歌碑
佐野の渡し歌碑(裏面)

解説板

謡曲史跡保存会の駒札




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