2016年7月9日土曜日

妙宣寺(6-000、新潟県佐渡市阿佛坊)

妙宣寺は、国分寺や真野御陵など史跡の多い真野地区にあります。

もと順徳上皇に供奉した北面の武士遠藤為盛(阿仏坊日得上人)の開基と伝えられています。
初め金井新保にあったが、嘉暦元年(1326)雑太城主本間泰昌の居城付近に移り、後に今の地に移ったものである。 
文永八年(1271)日蓮聖人佐渡配流の時、日得は妻 千日尼と共に深夜ひそかに食物を運びその厄難を救った話は有名である。~解説板より
日蓮宗佐渡三本山の一つで、城址に移転新築後に蓮華王山妙宣寺と名乗りました。

境内にある五重塔は新潟県内唯一のもので、国の重要文化財に指定されています。

江戸時代に相川の宮大工茂三右ェ門親子が二代にわたり建立したといわれ、日光東照宮の五重塔を模したとされます。

落ち着いて参詣できる趣き深い寺院です。

日野資朝の墓所がありますが、こちらは別途ご紹介します。

山門

本堂

仁王門

五重塔
日得聖人の墓

五重塔解説板